01.
読んでいる間、「本当に71年に書かれた本なのか?」と何度も確認してしまいました。
それほど現代の私たちにとって目から鱗の考え方が多く記されています。
普段こうゆう本には無関心でしたので
正直、タイトルには「え!?」と引いてしまうものを感じました。
でも実際の内容はほんとうにすんなり納得するものばかりです。
これからお子さんが生まれる方、生まれたばかりの方、4歳未満の方は
ぜひすぐ読んでみてください。私はこの本に子供が小さいときに出会えてほんとよかったと
思いました。知らないまま過ごしていて後で知ったら、後で間違いなく相当悔しいと思います(笑)。
小さな子供との退屈でいい加減になりがちな毎日に、
前向きに、子供に接する大事さをすんなりと芽生えさせてくれました。
「教育に一つの決まったフォームを求めたがるのは、日本の教育の大きな欠陥の
一つだと私は思っています。四つになったから幼稚園へ行く、六つになったから
小学校へ入るといったふうに子どもの能力を無視して、ただ年齢という尺度だけで..」(抜粋)
どうですか?すごく現代のママたちも陥りやすいところではありませんか?
もしこんなちょっとの一文の抜粋でも何か感じるものがありましたら、ぜひ読んで頂きたい本です。
02.
本書を現在進行形の幼児教育書と勘違いしている人も多くいるようですが、この本が最初に書かれたのは昭和46年であって、今から35年ほど前です。都度、加筆改訂もあったようですが、基本的には時代背景も社会通念も、現在とはまったく違う時代に著された幼児教育書であることを忘れてはいけません。
幼児教育を取り巻く環境も幼児教育論自体も時代と共に日々変化しているわけですから、本書の幼児教育論の内容に、男女平等、個性尊重の現在にそぐわない内容があるのは当然です。しかし、今から35年も前に、多少偏った内容はあるものの、幼児教育の専門家ではない著者がこれだけの幼児教育論を著していることは、本当に驚きです。
本書の内容にもあるように、幼児教育という言葉は「幼児英才教育」と勘違いされる傾向があり、タイトルのショッキングさも加わって、本書に拒絶反応を示す方も多いようです。しかし、本書がそれを推奨、推進しているものでないことは明白です。あくまで、心身ともに健全な人間を育成することを是としています。
子供の教育はすべて母親にかかっている…など、現在の社会にそぐわない内容もありますが、本書から時代に左右されない普遍的な金言を得るには、本書が著された時代から現在という時代を差し引いて考えるだけの柔軟な思考が必要です。そのぐらいの柔軟性がなければ、どんな良質な育児書を読んだとしても、健全な育児を実践することなどできないでしょう。
くどいようですが、本書の内容のすべてが現在において正しくはないかもしれません。しかし、初版から35年経った今でも十分に通用し、目からウロコが落ちる内容はとても多いです。
著者はSONYの経営者でしたが、当世の企業経営者が著者の何十分の一でも育児というものに関心を持てば、小子化社会もいい方向に進むと思います。
03.
Chapter 1 幼児の可能性は三歳までに決まってしまう。
Chapter 2 幼児の能力を最大限に伸ばす育て方・環境づくり
Chapter 3 ほんとうの幼児教育は母親にしかできない
要旨は,本書題名そのまま。とくに3歳までは厳しくしつけよ!というのが眼目。そうだろうな。脳の発達からしてこれは自明だ。あとは,子供が書いた無意味そうな絵を褒めたりとか,目的の達成できていない御使いをドンドンさせろとか,好奇心を抱いた対象ならなんでも子供の好きにさせろ,と言いたいみたい。事実,子供が行きたいと自発的に申し出てきたならともかく,だいたい学習塾とかピアノの習い事とか,親が子供を玩具にしているとしか思えない。でも,ラッセルやデューイのやったような学校の設立まで説いて実践していないところは見識だな。哲学者とは違って,さすがは事業家だと思う。
井深の幼児教育への関心は本書をはじめとして彼の著作活動を通じて窺い知ってはいたが,今日までそれを手に取ることはなかった。大学人をはじめとする幼児教育研究者たちによる書評は読んでいないが,たぶん,本書に「井深さんと幼児教育」というホメホメ文を寄せた多胡輝(千葉大学名誉教授,ソニー教育振興財団理事)よろしく,全体的には好評だったに違いない。彼らは企業人を理論的に仮想敵に見立て社会悪の根源となじるが,資本家を具体的には同列視し,自分の考えといかに共通点が多いかを書き立ててしまうからだ。著者が死んだ今,誰か専門家が鉄槌を降ろしてもいい。女子民権運動家(ふぇみにすと)だったら,Chapter
3 は女性を育児に縛り付ける男性優位主義者の議論だとして叩いていいのに,田島陽子(前法政大学文学部教授,現ぷーたろう)をはじめ,彼女たちが叩いたという事例を寡聞にして聞かない。
幼児教育に強い関心を寄せる有名なバイオリニストとの親交や,これを専門とする学者たちの著作から適宜,引用しているあたり,50歳代ごろについに協会までつくってしまうほどの勉強振りがうかがえる。しかし,カーネギーとか村上龍とか,財も名誉も得てしまうと,どうして教育に関心を示すかねぇ。次世代に望みを託すようでは,自分の仕事の絶頂を越えてると言われちゃうぞ。(1015字)
04.
タテ割りで「人間には頭のよい人と悪い人がいる」という前提で書かれていて、「世界にひとつだけの花」のような考え方がまったく感じられませんので、読み始めてすぐに読む気が失せました。 一応その後も目を通しましたが、ずっとその調子でした。
05.
首を傾げる内容もありますが、本書の利用方法は、「なるほど」と思ったこと、を箇条書きにして実践することです。「難しい」という判断は親のもの。子どもはどんどん吸収します。クラシック音楽もどんどん聞かせましょう。英語の音楽も聞かせましょう。ニュース番組も見せましょう。 仲のよい両親、明るくなごやかな家庭以上の幼児教育はないとも、本書は言っています。その通りですね。母親だけでなく、父親がかかわらないと。忙しい、疲れたという言う前に実践しますか。 あとは「偉くなれ」と高圧的なプレッシャーをかけるのではなく、「おまえなれきっと偉くなる」という暗示をさりげなく繰り返すこと。もちろん、親子のきずな、信頼関係があって効く手法でしょう。子は鏡。親は大変ですね。あなたは、本書をもとにした箇条書き、いくつ実践しますか?
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